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今回は前編として、FIRE達成者の書籍「FIRE最強の早期リタイア術」から、FIREを達成した「著者の特徴」と「節約の秘訣」を学んでいきたいと思います!
この本は、FIREを目指す方にはもちろん、お金の考えかたを学びたい全ての人にとって参考になる良書です。未読の方は是非チェックしてみてください!
ワープできる目次
FIRE最強の早期リタイア術【前編】FIRE達成に向けた「著者の特徴」と「節約の秘訣」
この本「FIRE最強の早期リタイア術 」の著者「クリスティ・シェン氏」は幼少期、中国農村部で極貧生活を送っていました。家族三人で世帯年収は161ドル。想像を絶しますが、医療廃棄物の山で遊び、コーラを飲むことすら叶わなかったほど。。
その超極貧生活を経験した著者が、若干31歳でミリオネアになり、FIREを達成し自由を手に入れたサクセスストーリーです。
現在は夫婦で世界中を旅行しながら暮らし、作家になる夢を叶え、自由な生活を楽しんでいるそうです!どん底から這い上がりミリオネアとなった著者の物語に、希望の光を見たのは蒼(あおい)だけでないと思います。
蒼(あおい)が特に共感した点は、クリスティ・シェン氏のその特徴にあります。
クリスティ・シェン氏の特徴
・「節約・倹約」を主軸としてミリオネアを達成
・何をするにも、「仮設」「検証」「分析」を怠らない
・「節約・倹約」を主軸としてミリオネアを達成
クリスティ・シェン氏は、いわゆる「成功した起業家」でも、「際立った投資実績を上げた投資家」でもありません。
それでもFIREを達成した理由は、コンピュータエンジニアとして、平均以上の収入を得ながら徹底した節約を実践し、貯蓄・投資に回し続けたことです。
「起業家」「投資家」としての大きな成功を収めるためには、他のだれもやっていない方法を見つけなければなりません。
しかし、クリスティ・シェン氏の「節約・倹約」に対する取り組みは、誰にでも再現可能な手法です。FIRE達成までの「期間」は別として、著者の取り組みは学ぶべき点が多い成功事例といえます。
「再現性」の高さはすごく重要ですよね!具体的なポートフォリオなどは後編にまとめています。
・何をするにも、「仮設」「検証」「分析」を怠らない
クリスティ・シェン氏は、貧困から富裕層に這い上がった成功者です。元々「投資」の知識があったわけではなく、デイトレードなどのギャンブルに勝って資産を増やしたタイプでもありません。
何かの壁にぶつかった時、自分で考え、成功者の本に学び、自分で試算と分析を怠らない超慎重派とも言える著者の性格は、確実性の高い手法のみを採用し、なるべくして富裕層に駆け上がったと考えられます。
これだけ綿密な準備としっかりしたロジックを基に行動する著者ですので、良い部分(再現性と確実性の高い手法)はどんどん取り入れていきたいと思います!
次に、現実的な仕事(キャリア)の考え方も勉強になりますのでご紹介します!
現実的な仕事(キャリア)の考え方
・心から好きなことは、お金を手に入れてからでもできる。
仕事(キャリア)を選ぶ際には、まずお金を追いかける。
・POTスコアの高い職種を選ぶ。
POTスコアとは
Pay-Over-Tuition = 給与の中央値と最低賃金の差額 ÷ 学位にかかった費用
より費用対効果の高い職種を検討するための指標
著者はこのPOTスコアの計算に基づき、本当になりたかった「作家」になることより先に、コンピューターエンジニアリングのキャリアを選択し、資産を築いています。
どうしてもやりたいこと、好きなことがあることはとても幸せなことですが、「好きなことだけで食べていく」ハードルは非常に高いものです。そこで、好きなことに専念できるだけの資産を先に確保し、お金のストレスから解放されてから「好きなこと」を思う存分やればよいとしています。
心から好きなことは、お金を手に入れてからでもできる。
これは「夢と現実」で悩む前に知っておきたい考え方の一つですね。
モノの所有に関する考え方
より多くのモノを所有するほど、人は不幸になり、よりストレスを抱える。
逆に、より少ないモノを所有し、旅行や新たなスキルの習得など経験によりお金を使うほど、人は幸福になり、より人生に満足する。
モノの所有による満足感は最初のハイを求め続けるため、知らず知らずのうちに、より良いモノ・より高いモノを求め続ける浪費体質になっていきます。
一方、ある種の節約はあなたの幸福感を低下させません。つまり、
やはりミニマリストの考え方は、FIREに向いていると言えそうです。また、より幸せな経済的自立を達成するためにも本当に必要な支出を見極める「支出の最適化」は必須のスキルであるということですね!
では、節約の秘訣は何なのでしょうか?確認していきましょう。
①あなたを幸せにしない基礎的な支出を削る
②痛みの伴う支出を削る
③所有している高額なものを減らす
④ご褒美を与える
真っ先に「④ご褒美」に進みたいところですが、順番に確認していきましょう!
クリスティ・シェン式 節約の秘訣
①あなたを幸せにしない基礎的な支出を削る
銀行の手数料、利用していないサービスのサブスクリプション、視聴していない有料チャンネルなどを削る
削れる支出、優先順位は人それぞれです。なので、まずは「支出を把握」して、必要ないものから削っていきましょう!
②痛みの伴う支出を削る
外食、友人と外で遊ぶ、ジムの会員などを見直す
この項目は最初「痛み」が伴う改善かもしれません。しかし、少しずつ工夫していくことで慣れていくはずです。すべての支出に工夫の余地がないか見直してみましょう!
③所有している高額なものを減らす
維持費のかかるもの 車、住宅の見直し
著者は買った後に追加費用(保険、維持費)がかかる、「車」「住宅」は所有すべきでないとしています。
これを踏まえた上で、車を既に所有している場合などは下記をご確認下さい。
改善策の一例
・車を既に所有している場合、使用頻度を減らす(これだけでもメンテナンス費用やガソリン代が削減につながる。)
・著者の推奨は、公共交通機関を活用すること、車よりも自転車やスクーターを利用すること、カーシェアリングサービスの利用などです。
やはり、家と車はおいそれと手を出してはいけないものに当てはまるようです。
著者はFIREを達成後、世界中を旅して暮らす「ノマド」の実践者です。このあたりも、家と車を持たないことでより自由に使えるお金を確保していると言えそうです。
④ご褒美を与える
「モノ」ではなく「経験」のご褒美を推奨。
旅行・コンサート・好きなことを学ぶ、などなんでも良いので、節約した金額を下まわる支出で「楽しむお金」を捻出しましょう。これができれば、より幸福な生活をしつつ、貯蓄残高を増やすことに繋がります。
更なる「支出の最適化」(節約・倹約)へのモチベーションにもつながりますので、実践してみてください。
まとめ
・「モノ」ではなく「経験」による満足感が人を幸せにする
・人間の脳は千差万別。自分に合った「支出の最適化」を考え、工夫する。
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FIRE最強の早期リタイア術【後編】FIRE達成に向けた「ポートフォリオ」と「資金管理の鉄則」
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著者ブログ MILLENNIAL REVOLUTION