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今回は、投資するなら絶対活用すべき「NISA・つみたてNISA」の入門講座として、それぞれの違い・特徴について確認していきたいと思います。
ワープできる目次
NISA・つみたてNISA入門講座
こんな方におすすめ
- これから投資を始めたい方
- NISA口座を持っていない方
- つみたてNISAとNISA(一般)の違いがよく分からない方
NISAとは?
NISAとはNIPPON Indivisual Savings Accountの略で、正式名称は「少額投資非課税制度」です。その名の通り、少額で購入した金融商品の利益が非課税になる制度のことです。
通常の証券口座で投資による利益を得た場合、その利益に20.315%の税金がかせられますので、これが非課税となる「NISA」はとてもお得な制度ですよね!
NISA口座を活用することで、節税しながら投資が可能となるわけです。
■NISAの利用率
NISA口座の利用率を調べてみましたが、2020年現在利用率は全体の13.8%程度となっているようです。
10人に1人が、節税口座を活用して投資していることになります。
・総務省統計局 人口推計(令和2年11月報)20歳以上の人口 10,508万人。
・金融庁 NISA利用状況調査 令和2年6月末時点のNISA口座数(一般・つみたて・ジュニア計)1,445.9万口座
増加傾向ではありますが、まだまだ少ないのが現状です。
ということで、少しでもお得に投資が可能となる「NISA」の利用者が増えるように願いつつ、「NISA」の特徴について確認していきたいと思います!
まずは、「NISA」と「つみたてNISA」の違いを表にしてみました。早速見ていきましょう!
■NISAとつみたてNISAの違い
主な違いは、非課税期間・上限金額・対象商品とその購入方法です。
「NISA」と「つみたてNISA」を同時に利用することができないので、下記を目安に選んでもらえたらと思います!
・年間の投資金額が確実に40万を超える方、現物株式に機動的に投資したい方 ⇒ NISA
・年間40万円以下で、長期間・コツコツと積み立てたい。一定の条件を満たした投資商品から選びたい ⇒ つみたてNISA
(※一年使ってみて、翌年に「NISA」⇔「つみたてNISA」と変更することは可能です)
ここからは、投資初心者の方が実際に投資を始める際におススメの投資ステップをご紹介します。
それぞれの特徴を踏まえて、自分にあった投資の仕組みを活用してくださいね!
■オススメの投資ステップ
1. 確定拠出年金
2. つみたてNISA
3. NISA(一般)
4. 通常の証券口座
あくまで個人的にオススメする投資を始めるステップですが、順に確認していきます!
1. 確定拠出年金
まずは確定拠出年金(企業型DC、またはiDeCo)がオススメです。
節税効果が高く、老後資金を作るには最適です。
但し、60歳まで引き出すことが出来ないので、短期的に投資をしたい方は2.(または3.)からスタートしましょう!
確定拠出年金に関してはコチラ
2. つみたてNISA
年間40万円(毎月に割ると33,333円)まで、20年間運用益が非課税で運用できます。投資初心者が感覚を養うには最適だと思います。
また、つみたてNISAは基本的に毎月一定額を継続的に購入する「ドルコスト平均法」による投資となりますので、初心者でも手間なく、リスクも限定された仕組みで投資が始められます。(ドルコスト平均法に関しては、コチラ)
運用商品が一定の条件を満たした投資信託・ETFに限られるので、ある程度変動幅のイメージがつきやすいのも利点かもしれません。
投資予定額が年間40万円を確実に超える方は、「つみたてNISA」を飛ばしてステップ3.「NISA(一般)」からスタートするのもアリです。
3. NISA(一般)
年間120万円まで、5年間運用益が非課税で運用できます。
つみたてNISAと違い、自分で買いたい・売りたいタイミングで機動的に売り買いが可能性です。また、個別株を含む商品バリエーションが豊富なことも特徴の一つです。
自由度が高い分、投資先の選び方や売り買いのタイミング次第で結果が大きく変わってきます。
4. 通常の証券口座(一般・特定)
証券会社の取り扱い商品に幅広く、自分の売り買いしたいタイミングで投資が可能です。
しかし、運用益に20.315%の税金がかかります。非課税の投資枠をすべて使い、更に余裕資金を運用出来る、中~上級者向けといえます。
1. から4. の順に進めると、最大限の節税効果による恩恵を受けることができます。
また投資の上限金額も金額もステップ1→4まで、段々と高まっていきます。まずは少額で投資を始め、日々の変動や投資の流れを体感することで、投資感覚が養えます。
ここまで読んで頂きありがとうございました!
せっかく投資で利益を出しても、2割も税金を払わなくてはいけないのは、シンドイですよね。。
税優遇の口座を最大限活用して、賢く資産を殖やして下さいね!
ちなみに蒼(あおい)は、まだまだ個人投資家の端くれのレベルですが、夫婦で確定拠出年金「①企業型」+「②iDeCo」、NISA「③つみたてNISA」+「④NISA 一般」と、段階的に節税口座を活用する仕組みをつくってきました。
未来に少しづつ希望が見えてきた段階ですが、これからも「FIRE」を達成した先輩方から学び、一生勉強し続けて「ハマの賢人」を目指したいと思っています!
少しでもご参考になれば嬉しい限りです。
まとめ
・NISAは投資利益を非課税で運用できるお得な制度
・「NISA」・「積み立てNISA」は、投資可能な金額と期間で自分にあった口座を選択する
・NISA口座でない一般口座は運用益に20.315%税金がかかる
賢く運用を継続しましょう!
参考文献
金融庁NISA・ジュニアNISA利用状況調査 令和2年6月末時点(令和2年10月7日公表)https://www.fsa.go.jp/policy/nisa/20201007/01.pdf
総務省統計局 人口推計 令和2年11月報 (令和2年6月確定値,令和2年11月概算値)(PDF:339KB)