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生命保険は不要??「保険のプロ」が入らない保険、最強の保険とは何か?

FIRE HACKへようこそ!

今回は、だれもが一度は悩む「保険」についての考え方をまとめました!

少しでも「保険」にお悩みの方は、是非参考にしてみて下さい!

 

「将来不安」だから、「保険会社」の「プロに相談」して、掛け捨てじゃない「貯蓄型保険」に「早く」入らなきゃ。。
蒼(あおい)
はい、それ完全に”カモ”にされるよ!!

 

実は、蒼(あおい)も保険で一度大きな失敗をしています。

「妻の安心のため」との一心で、何の予備知識もなく、不動産会社から紹介された「ファイナンシャルプランナーへ無料相談」し、比較検討すらせず、貯蓄型の終身生命保険を契約。夫婦で月4.5万円もの保険料を払っていました。

この保険は、今回参考とした書籍の中では「検討にすら値しない商品」であったにも関わらず。。

この記事の内容を予備知識として持っていれば、この選択は絶対にしなかったでしょう。

ですから、この記事を読んだ方は、蒼(あおい)のような失敗をしないよう、「冷静に考え」「かしこい選択」をして頂きたいと思っています!

 

今回、参考とさせていただいた書籍は次の二冊です。

「保険のプロ」が生命保険に入らないもっともな理由  後田 亨 氏

マンガでわかるシンプルで正しいお金の増やし方  山崎 元氏

  

 

この2冊には共通点が多く、とても分かりやすく保険の考え方を学ぶことができました。

また、著者は二人とも「保険」に関するプロですが、民間の保険に入っていませんその理由は何なのか?

 

早速見ていきましょう!

 

保険の本質

保険の本質

・「保険」は契約者にとって「損な賭け」

・「保険会社」は、「保険料」と「資産運用」で収益をあげている

・十分な貯蓄があれば「生命保険」は要らない。

 

・「保険」は契約者にとって「損な賭け」

「保険は万が一の事態に備える安心」として販売されていますよね。「万が一」ですから、契約者にとっては確率的に非常に損な賭けとなっています。

これは、なんとなく理解しながら、それでも不安だから保険に入っておこう。と思ってしまうのが、多くの人が保険契約をする心理ではないかと思います。しかし、一度冷静に考えてみましょう。

保険会社側からすると、保険料の収入より、補償分の支払いが高い保険商品はその保険会社にとってマイナスでしかありません。当然ですが、すべての保険商品は保険会社が得をするように設定されています。

「損な賭け」であることが前提になるので、必要最小限の「保険金、期間、保険料」が大原則です。

 

また、「保険」は1万円入金すると数千円の手数料が引かれるATMのような仕組みであるとされています。

そんな割高な手数料は誰も支払いたくないですよね?ですが、なんとなく不安をなくそうと契約した保険は保険会社に多額の手数料を支払い続けることになっているのです。「保険は自分では用意できない大金が必要になる事態に限り利用する」この鉄則を忘れないようにしましょう。

 

・「保険会社」は、「保険料」と「資産運用」で収益をあげている

保険会社の収入源は、契約者から集めた「保険料」と、その保険料をもとに運用する「資産運用」です。

皆さんの貴重なお金を集めて、まとめて複利で運用して、大きく増えた運用利益を、多額の手数料を引いた後に、皆さんに補償として返す。といった仕組みになっています。

これはすごく儲かるビジネスモデルですよね!保険会社の社員が年収が高いのも納得です。

ですが、契約者側からすると、「大事なお金を他人に預けて運用させている」のですから、契約者のお金が大きく増えることはありえないことが分かりますね。

現状、「医療保険」「がん保険」「死亡保険」には、保険会社の諸経費が、20~60%含まれているとされています。

 

・十分な貯蓄があれば生命保険は要らない。

何かあっても困らないほどの「貯蓄」があれば、そもそも「保険」は不要になります。そのため、自分の貯蓄をしっかり作ることを優先しましょう!

同じお金を払うなら、保険料よりも、自分で貯蓄・運用する方が得です。

保険料は必要最小限に抑えて、早く「保険を卒業」することを前提として検討しましょう!

 


ここまでで、保険は「損な賭け」「儲かるのは保険会社」「保険はできるだけ早く卒業すべき」であることは分かりました。

では、これから「保険」をどう考えたら良いのか確認していきます。

 

保険の考え方

・「不安」は保険の契約ではなくならない

「保険」は何かが起きたときのために備えるものですが、未来の自分に何が起こるか(何も起こらないか)は誰にもわかりません。

そして、すべての起こりうるリスクに備えることは不可能です。賢い大人の生き方として、どこかで一線を引いて割り切る覚悟を持ちましょう。

また、保険契約は、多額の出費を伴う「大きな買い物」です。判断に迷う場合、「慎重になるのが当然」と考えて保留しましょう。

 

・お金の運用の「0.5%ルール」

お金の運用の「0.5%ルール」とは、一切の手数料を合算して、年間に運用額の0.5%以上の手数料を払う商品はすべて避けるという原則です。

山崎 元氏の提唱するお金の運用の「0.5%ルール」では、「保険」に限らず、「投資」「運用」の商品でも、0.5%を超える手数料率は、高すぎるとされています。

お金の運用の「0.5%ルール」が前提にあるだけででも、検討対象となる商品自体がかなり絞られます。

幅広く使える運用のルールとして、覚えておきましょう!

 

・「保険のプロ」に相談してはいけない

他人のお金を(保険料として)動かしたがる(営業担当や代理店などの)人や(広告・セールストーク・体験談などの)情報を疑う

お金の問題には、「市場のリスク」のほかに「人間のリスク」があります。他人の影響でお金に関する意思決定を間違える危険のことです。

保険会社の窓口や、ファイナンシャルプランナーは保険商品を売ることで報酬を得ています。

何も予備知識がない状態で、「大人として保険くらい入らないと」、と不安になり、保険会社などの窓口に無料で相談することは、「最も多額の手数料を取りやすい商品を契約させられる」ことにつながります。

「あなたに商品を売ることによって儲けを得る可能性のある人」にお金の相談をしてはいけない。と肝に銘じておきましょう。

 

相談してはいけない「お金のプロ」の代表例

・銀行員

・FP(ファイナンシャル・プランナー)

・証券マン

・生命保険会社の営業員

・金融関係で働く友人

 

それでも、どうしても「お金のプロ」に相談したい場合は、保険商品を売ることで収入を得ていない、中立性の高いファイナンシャルプランナーに相談料を払って相談する。

これ以外の、「お金のプロ」への相談は、友人、知人でもやってはいけないことだったのです。

 

・最強の保険

最強の保険は、「健康保険」とされています。

「健康保険」はほとんどの方が入ってますよね?保険のプロである著者は「健康保険」にしか入っていないといいます。

その理由は、「医療費三割負担」「高額医療費制度」の二段構えで、実際に病気になっても何十万も自己負担することはすくないからです。

数十万のために、かかるかどうかも分からない病気の医療保険が必要でしょうか?

生活習慣を見直しながら、「冷静に」考えることをおススメします。

 

・貯蓄型保険

「貯蓄型の保険は、手数料が高いので検討に値しない。」と明記されています。

一見、元本保証で貯金もできて補償もされて「お得感」がありますが、貯蓄性の保険は、契約初期に多額の手数料がかかり、わざわざ「大きくお金が減った状態から貯蓄や運用をする」ことになる、非常に不利な選択肢です。

掛け捨てでない分月々の保険料も割高です。そして、契約初期に解約すると返戻金が非常に少なく(契約によっては50%以下)解約が難しい特徴があります。

 

また、万が一の事態が起こらなければ、最終的にほぼ全額自分の支払いから補償金が賄われる。将来的なお金の価値は物価上昇により下がる。といった点もよく考えなくてはなりません。

蒼(あおい)が失敗したものこのタイプの保険です。貯蓄型保険を解約したときは、返戻金はわずか58%でした。。(泣)それでも、自分の貯蓄(運用資産)を取り戻すために解約(損切り)しました。

 

「貯蓄」は人に任せず、自分で行いましょう。余分な手数料を取られ、お金を減らすことになります。

 

・掛け捨て保険

保険のプロである著者二人が唯一、「検討の余地がある」としたのが、掛け捨て型の生命保険です。

手頃な保険料で大きな保証を得るメリットは、掛け捨て保険にあるため、本当に必要な補償を少額の保険料でまかなうことが可能です。

子供がいる世帯主など、どうしても家族のために補償が必要な方が選択すべき保険です。

検討する際は、目安として「貯蓄」+「遺族基礎年金」で、不足分が必要な場合、掛け捨ての死亡保険を検討するとよいでしょう。

遺族年金

遺族基礎年金は、年78万100円+子の加算額がもらえる。
→貯蓄+遺族基礎年金で、不足分が必要な場合、掛け捨ての死亡保険を検討する

 

参考までに①「保険のプロ」が生命保険に入らないもっともな理由  後田 亨 氏には、具体的な保険商品名が記載されていましたので載せておきます。興味のある方はご自身で調べてみてください。

死亡保険を検討するなら
10年ごとに更新していく「定期保険」
→入り直しが難しい健康状態になっていたら、自動更新する (保険会社にとっても自動更新は怖い存在。保険金を支払うリスクが高いお客さんが残り続ける可能性がある)

◎タバコを吸わなくて健康状態の良好な人は、
・チューリッヒ生命「定期保険プレミアム」
・メットライフ生命「スーパー割引定期保険」

○相対的に安いのは、
・ライフネット生命「かぞくへの保険」
・アクサダイレクト「定期保険2」

 

・保険の見直し

既に保険契約している方はどうしたら良いでしょうか。

もし、貯蓄型など、保険料の高い保険に入ってしまっていた方は、必要最小限の「保険金、期間、保険料」の大原則を思い出しつつ、ある程度の損切りをする覚悟をもって見直してみましょう。

お金についての意思決定にあたっては、取り返すことができない埋没費用「サンクコスト」にこだわらないことが重要です。

貯蓄性の保険に入っていた場合、今後のお金の増え方だけを見て、これだけ払ったのにもったいないといった感情を捨てる。払ったものはどうしたって戻ってこない。と割り切りましょう。







ここまで読んで頂きありがとうございました!

皆さんが「保険」について、少しでも「冷静な考え」を持てるようになっていれば嬉しいです。

 

業界関係者には怒られそうな内容ですがw、保険のプロであるお二人の書籍から共通する考え方をまとめました。

「保険」について悩んでいる方のご参考になれば幸いです。

 

蒼(あおい)
「お金のプロへの無料相談」、「手数料の罠」に気を付けましょう!

 

まとめ

保険契約は、多額の出費を伴うので、判断に迷う場合、「慎重になるのが当然」と考え保留する

他人のお金を動かしたがる人や情報を疑う

お金の運用の「0.5%ルール」を徹底。(年間に運用額の0.5%以上の手数料を払う商品はすべて避ける)

最強の保険は「健康保険」、医療費三割負担と高額医療費制度で病気になっても何十万も自己負担することはすくない。

貯蓄型の保険は、手数料が高いので検討に値しない

手頃な保険料で大きな保証を得るメリットは、掛け捨て保険にある

・保険の見直し、お金についての意思決定にあたっては「サンクコスト」にこだわらない

 

参考書籍

「保険のプロ」が生命保険に入らないもっともな理由  後田 亨 氏

マンガでわかるシンプルで正しいお金の増やし方  山崎 元氏

  

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