空腹時間が最も重要
「オートファジーダイエット」では、カロリー計算よりも空腹時間が大切です。
「オートファジーダイエット」のルールは、
1日のすべての食事を「8時間以内」にとる、つまり、
メモ
「1日16時間食事をしない時間をつくる」
これがルールでした。
この16時間の空腹時間に「腸を休ませる」以外にも大きな意味があります。
空腹時間16時間で、私たちの細胞がもともと持っている、
人本来の生命力を引き出す仕組み、「オートファジー」が発動するからです！
オートファジーとは？
「オートファジー」とは、細胞内の古くなったタンパク質を分解し、再利用する機能です。
この機能により、「古い細胞」が「新しい細胞」に生まれ変わるのです！
脂肪燃焼は10時間から始まりますが、「オートファジー」を発動させるには、16時間の空腹時間が必要です。
1日3食の習慣では、16時間の空腹時間を確保することは難しいでしょう。
まずは、今までの食事の習慣を見直してみましょう。
「オートファジー」が活性化すると、次の効果が期待できます。
オートファジーに期待できる効果
- 老廃物がエネルギーとして消費され、脂肪が落ちる
- 古い細胞が新しくなる「若返り」効果
- さまざまな不調や病気を遠ざける
- エネルギー産生が盛んになり疲れ知らずになる
- 総コレステロール値が低下する
- 空腹感が抑えられる
- 体内の炎症を抑える
- 腸内環境が改善され、免疫力が向上する
16時間の空腹時間を確保するだけで、こんなにも多くの効果が期待できます。
（これらの詳細は後述します。）
さまざまな「体のリセット効果」が期待できるのが、「オートファジー」です。
まさに、「空腹は最高のクスリ」なのです。
理想は、毎日16時間の空腹時間を確保し、「オートファジー」を働かせることです。
毎日が難しい場合は、週1回だけでも「リセット効果」は得られます。
無理なく実行できる、週1回から試してみませんか！？
空腹の時間を作るだけで、食べすぎや糖質の摂り過ぎによる弊害をリセットしてくれます。
この細胞の素晴らしい機能を最大限活用しましょう！
睡眠時間を含めて良い
「1日16時間も空腹でいるなんて無理」と、ほとんどの人が思うはずです。
ここで良いお知らせです！
16時間の中に睡眠時間も含めてよいのです。どういうことかと言うと、
ポイント
睡眠時間8時間
+
空腹時間8時間
＝
16時間の空腹時間
この時間配分でよいのです。つまり、
空腹時間として気にするのは「寝る前4時間、起きてから4時間」だけでよいということです。
これならできそうな気がしてきませんか！？
これさえ守れば好きに食べてもよいので、徐々に日々の習慣に組み込んでいきましょう。
分かっていても、
「どうしても空腹時間中に、おなかが空いてしまう」
という方には、救世主がいます！
空腹時間中に「食べてよいもの」の登場です！
ナッツならいつでも食べてよい
素焼きのナッツであれば、空腹時間中にいくら食べてもよいのです。
ナッツは食事としてカウントされません。
間違っても、チョコレートなどの糖質でコーティングされたナッツは避けるように気を付けましょう。
あくまで「素焼きのナッツ」を選択してください。
素焼きであればどんなものでも構いません。
ナッツに含まれる「不飽和脂肪酸」がオートファジーを活性化することも分かっています。
ナッツは、オートファジーダイエットの強い味方です。
究極の食事法のデメリット
究極の食事法で、空腹の時間を作ると、内臓脂肪が分解され、体重が減ります。
しかし、1点だけデメリットもあります。
注意ポイント
筋力が落ちてしまう
内臓脂肪が優先して分解されますが、16時間の空腹時間を作るだけだと、筋肉も落ちてしまいます。
筋肉が落ちると普段の生活で消費されるエネルギー量「基礎代謝量」が減ってしまい、太りやすい体質になってしまいます。
この状態は何としても防ぎましょう！もちろん有効な対策はこれです。
ポイント
簡単な筋トレを習慣にする
筋肉を落とさず、育てるには「筋トレ」が必要です。
筋トレの強度は軽くてもよいので、無理のない範囲で実践しましょう。
「階段の上り下り」「腕立て伏せ、腹筋、スクワット」
筋トレの強度はこのレベルで十分です。
「オートファジーダイエット」をするなら、必ず「軽い筋トレ」も併せてセットで始めましょう！
空腹こそ最高のクスリ③に続きます。
-
-
糖がもたらす毒 『空腹こそ最強のクスリ』③
続きを見る
