FIRE HACKへようこそ!
今回はFIREの基盤となる考え方、4%
「FIRE」とは、Financial Independence, Retire Earlyの略。「経済的自立」を果たし、「早期リタイア」を実現する人生戦略です。
早速ですが、4%ルールとは何か知っていますか?
4%ルールとは?
結論からお話しますと、
「運用資産総額の4%を 毎年 取り崩しても、30年後まで資産が残る」
4%という数字は、米国S&P株の成長率7%から、アメリカのインフレ率3%を差し引いて計算されています。
研究によると、債券を25%以上、株式を75%
これこそが「FIRE」を目指す全ての人の希望になっています!
リタイア後の資産が更に増えていった要因 は、投資の運用利回りが4%以上であったことと、
では、どんな準備が必要なのか確認していきましょう。
3つのステップ
リタイアする前に年間生活費の25倍の資産を貯蓄する。
株式と債券に分散投資する
投資総額から毎年年間4%を引き出して生活する
一つづつ確認していきます。
1. リタイアする前に年間生活費の25倍の資産を貯蓄する。
「毎年4%取り崩す」の逆算で「年間生活費の25倍の資産が必要」となるのですが、わかりやすい例として、倹約がとっても得意な方で年間200万円あれば生活できる、としてみます。
この場合、必要な金額は、200万円 × 25 で 5,000万円 です。
え、そんなもん?? 数億円は必要なんじゃないの?? 😯
と思いませんか??
もし、持ち家もあって、年金生活に年100万円のプラスで充分!
必要な金額は、100万円 × 25 で 2,500万円です。
だいぶ現実味が出てきましたよね!?
もちろん用意する金額が大いに越したことはないのですが、しっかり貯蓄(運用)していくことで、
2. 株式と債券に分散投資する
4%という数字は、米国S&P株の成長率7%から、米国のインフレ率3%を差し引いて計算されています。
主な投資先となる「株式」には大きく変動すること、暴落することは付き物です。そこでリスクヘッジとして「債券」を組み入れて、資産価値の急激な減少をおさえましょうということです。
Trinity Study によると 債券を25%、株式を75%に分散投資するとされており、投資する商品割合として一つの目安になると思います。
また、FIREの達成者「グラント・サバティエ氏・クリスティー・シェン氏・ジェイエル・コリンズ氏」の主な投資先は、米国株のインデックスファンドです。このことからも、最も確実性の高い投資先が「米国株のインデックスファンド」であると考えられます。
参考までに、米国株インデックスファンドの代表格「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)」の設定来トータルリターンを確認してみました。
設定来 2001年5月~2020年10月のほぼ20年という長期間で、トータルリターンは+7.44%の実績です。
4%ルールが現実的であると考える一つの証拠と言えるのではないでしょうか。
3. 投資総額から毎年年間4%を引き出して生活する
年間生活費の25倍の資産を確保し、株式と債券に分散投資まで完了したら、もはや働かなくて良い状態です!
FIRE達成となり、あとは投資総額から毎年4%引き出して生活する、自由な不労所得生活が可能です。
この段階まできたら、より確実に長期間資産を残すために、極力運用資産を取り崩さない工夫が必要です。
資産運用の特性上、毎年安定的な利回りが約束されることはありません。一時的な株価の暴落や乱高下を冷静にとらえることができる精神力も必要となります。投資とは一生付き合っていくことが4%ルールの前提となりますので、貯蓄の段階から長期間投資を実践し、慣れ親しむことで「株価が暴落した時こそ買い入れ時」と思えるような、一喜一憂しない投資家マインドを身につけましょう。
最後に、おさらいとして重要ポイントをまとめました。完全にリタイアしなくても、これを徹底していればより明るい未来が待っていると思いますので、チェックしてみてください!
重要ポイントまとめ
・倹約生活が出来れば、必要な資金が少なく、貯めるまでの期間を短縮できる。
・資産形成の段階から長期投資でしっかり資産を運用し、「投資の感覚」を養っておく。
・一生涯投資し続ける
・世の中の動きを広く把握し、柔軟に対応する
今回は、FIREの基盤となる「4%ルール」の基本的な考え方を確認してきましたが、なんとなくイメージ出来ましたでしょうか?
あくまで基本なので、いろいろな見方やリスクの考え方が出来ますが、一つでも参考になればうれしい限りです。
4%というのは、成功率の高いとされる一つの基準ですがとても夢が広がる考え方ではないでしょうか?
ここまで読んで頂きありがとうございました。